「先導的都市環境形成促進事業」の第二次募集を開始
国土交通省は、16日、平成25年度先導的都市環境形成促進事業として実施している「先導的都市環境形成促進モデル事業(みどり分野)」および「先進緑化技術開発助成事業」に関する計画の第二次募集を開始した。
これは、我が国のCO2 総排出量の約2分の1が主として都市活動に起因するため、都市政策として「都市のみどり」を増やし、環境対策に取り組もうというもの。国は、国土交通大臣が認定したモデル事業計画に対して、その経費の一部を補助する。
対象となる事業とその概要
対象となる事業分野は二つ。
一つめは、「先導的都市環境形成促進モデル事業(みどり分野)」。国は、地方公共団体と都市再生機構に対して経費の2分の1を直接補助、民間事業者等に対しては3分の1を間接補助する。
これは、建造物の屋上や・人工地盤緑化、鉄軌道施設緑化、土木構造物の緑化等、都市の環境改善など、公共・公益的施設や公開性を有する施設の緑化に関する事業が対象となる。
もう一つは、「先進緑化技術開発助成事業」。こちらは、研究業務を行っている民間事業者や、大学の研究機関、法人等に、国が経費の2分の1を直接補助する。
事業例としては、既存の一般住宅やビル等における緑化技術開発、管理が困難な駐車場の緑化技術開発、生物多様性に配慮した緑化技術開発など、都市環境の改善に高い効果を発揮する先進的な緑化関連技術開発があげられている。
環境対策に「緑化」促進
「都市のみどり」は、地球温暖化対策、ヒートアイランド現象の緩和、生物多様性の確保に重要な役割を果たしている。そのため、環境対策にあたっては、緑化を効果的・効率的に推進し、「みどり」を量的に確保するとともに、その質を保つことが急務とされている。特に、公共施設や市街地の大半を占める民有地の緑化をいかに促進するかが鍵となるため、この事業が都市CO2削減への足がかりとなることが期待されている。
両事業とも、応募受付期間は平成25年8月16日(金)~9月20日(金)。書類は各地方整備局等(募集要領参照)に提出する(必着)。
対象地区などの詳細は、国土交通省ウェブサイト(下記URL)を参照。
問い合わせ先は下記の通り
国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室 中村 岩崎
TEL:03-5253-8111 (内線32-972 / 32-963) 直通 03-5253-8420 FAX:03-5253-1593
(国土交通省報道発表資料より)

平成25年度先導的都市環境形成促進事業「先導的都市環境形成促進モデル事業(みどり分野)」「先進緑化技術開発助成事業」に関する計画の募集(第二次)について
http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi10_hh_000138.html事業の概要
http://www.mlit.go.jp/common/001007606.pdf先導的都市環境形成促進モデル事業(みどり分野)募集要領
http://www.mlit.go.jp/common/001007582.pdf先進緑化技術開発助成事業 募集要領
http://www.mlit.go.jp/common/001007579.pdf