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2025年08月09日(土)
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清水建設ら3社 「光る斜面崩壊検知センサ杭」を開発・実用化!

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清水建設ら3社 「光る斜面崩壊検知センサ杭」を開発・実用化!

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3社が「光る斜面崩壊検知センサ杭」を開発・実用化
清水建設はこの度、株式会社リプロ、株式会社テレコムの2社と共同で、「光る斜面崩壊検知センサ杭」を開発し、実工事に初適用したことを発表した。

この「光る斜面崩壊検知センサ杭」は、斜面に生じる変状をすぐに検知し、その崩壊リスクを回転灯で見ることができるというものだ。

斜面崩壊検知センサ杭
(この画像はプレスリリースより)

これまでの問題点を解決!
これまでの検知システムは、事務所のパソコンにて現場センサからの送信データをチェックし、管理値の異常を現場の警報が知らせる仕組みであった。

しかし、その間のタイムラグや、工事騒音などで警報が聞きづらい、設置に配線工事などが必要などの問題点があげられており、これらの問題点を解決する新たなセンサの開発が求められていた。

そこで、3社が共同開発したのが、「光る斜面崩壊検知センサ杭」だ。この新製品は、LED回転灯、回転灯用の充電式乾電池、電池内蔵の無線センサ端末、プラスチック杭を一体化しており、設置したときに無線センサ端末の電源を入れると、すぐに計測が可能となる。

鹿野川ダムトンネル洪水吐新設工事で実用化
「光る斜面崩壊検知センサ杭」は、愛媛県でおこなわれている鹿野川ダムトンネル洪水吐新設工事にて初適用されることとなった。

通常、センサの管理値は2°に設定されており、それ以上の傾斜の発生を検知することで、回転灯が即時に点灯する仕組みになっている。回転灯の視野角は360°、視認距離は50mとなり、鹿野川ダムトンネル洪水吐新設工事では、光るセンサ杭5本が山を切った急斜面に適用されている。

なお、無線センサ端末は、電池内蔵のため約2年間の連続稼働が可能で、回転灯は、半年に1回の充電で繰り返しの利用が可能となっている。

清水建設は今後、この「光る斜面崩壊検知センサ杭」を総合評価案件の有効な技術提案項目に定め、より有効な提案をおこなっていく方針だ。


外部リンク

清水建設によるプレスリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2013/2013038.html



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