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2025年08月09日(土)
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大林組など、新種の微細藻類を使った大型道路除染車両システムを共同開発

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大林組など、新種の微細藻類を使った大型道路除染車両システムを共同開発

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セシウムを吸着する新種の微細藻類「バイノス」
被災地の早期復旧につながるアスファルト道路の効果的な除染技術が開発された。

大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)、バイノス(千葉県柏市)、兼松エンジニアリング(高知県高知市)の3社は25日、8トン車ベースの大型道路除染車両(以下ロードリフレッシャー)に新種の微細藻類を使った除染技術「バイノスRDIII工法」を搭載した車両システムを、業界で初めて開発したことを明らかにした。

道路除染
(画像はプレスリリースより)

「バイノスRDIII工法」は、ロードリフレッシャーに、放射性Cs(セシウム)を吸着させる特長を持った新種の微細藻類「バイノス」を乾燥粉末させた吸着沈殿剤「バイノスフロック」を用いた廃水処理設備を搭載し、除染作業と同時に浄化して、処理水を洗浄水として連続的に再利用できる工法。

小型車両との併用でさらなる効果
同工法では、洗浄水の連続浄化・再利用が可能で、水替え処理作業がいらないことから、作業時間の大幅な短縮が期待できるという。最大27メガパスカルの高圧で路面を洗浄しながら、毎分80立方メートルの吸引風量で洗浄水を吸引し、汚染水を95%以上回収するほか、時速2キロメートル~10キロメートルで走行しながら2メートル幅で除染できるので、1時間当たりの除染面積も4000平方メートル~2万平方メートルとこれまでよりも格段に増えた。

除染する道路の条件に合わせ、小型車両「バイノスRDII工法」と組み合わせて使用すれば、さらに効率的な除染も期待できる。

今回の開発では、技術指導は除染作業の実績とノウハウを有する大林組が、除染実験は放射性物質を吸着する新種微細藻類「バイノス」を取り扱うバイノスとロードリフレッシャーの設計製作を担当する兼松エンジニアリングが共同で行った。


外部リンク

大林組
http://www.obayashi.co.jp/press/news20130924_01

バイノス
http://www.binoscorp.com/

兼松エンジニアリング
http://www.kanematsu-eng.jp/
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