建築基準法関連告示の改正により適用が可能に
2017年12月13日、東芝エレベータ株式会社は、マシンルームレスタイプ(以下、同タイプ)の非常用エレベーターの初号機を、神奈川県横浜市の商業施設「キーサウス スクエア館」(以下、同施設)に納入したと発表した。
同タイプのエレベーターは、火災が発生した場合に、放水された水が駆動装置等に直接かかって故障する恐れがあるため、消火活動に使用する非常用エレベーターに適用することが認められていなかったが、2015年12月28日および2017年6月2日の建築基準法関連告示の一部改正により適用できることとなった。
機械室がなくなることで建築レイアウトの自由度が向上し、省電力・省エネ
機械室のない同タイプのエレベーターは、建築レイアウトの自由度が高いうえに、コンパクトで高効率な巻上機を採用できるため、さらなる省電力・省エネが図られる。
なお、同社は、1998年の発売当初から水害に強い巻上機・制御装置を昇降路上部に採用しているとのこと。
また、同施設は、スーパーマーケット・飲食店・スポーツ用品店・バッティングセンターが入居する3階建ての建物で、非常用マシンルームレスエレベーター1台を含むエレベーター3台が納入された。
(画像はプレスリリースより)

東芝エレベータ ニュースリリース
http://www.toshiba-elevator.co.jp/