建設・設備ニュース
2025年07月29日(火)
 建設・設備ニュース

コンクリートの炭酸化に着目、再生骨材の品質改善とCO2削減へ 芝浦工業大学

新着ニュース30件






























コンクリートの炭酸化に着目、再生骨材の品質改善とCO2削減へ 芝浦工業大学

このエントリーをはてなブックマークに追加
骨材の品質を向上
芝浦工業大学は、東京テクノと共同で、コンクリート構造物解体時に生じるコンクリート塊(解体コン)から取り出した骨材(再生骨材)に、二酸化炭素(CO2)を吸着させることで、骨材自体の品質向上ができる効果について発表した。

建設工事の増加や解体コン再利用の観点から、再生骨材の普及に注目が集まっているが、十分な品質のある再生骨材を得るには高エネルギー・高コストが壁となって、なかなか普及に至らない現状があるという。

芝浦工業大学
研究概要
研究グループは、コンクリートの炭酸化に着目。中性化促進試験装置内で1週間、骨材にCO2を吸着させ、吸水率・密度をはじめ骨材としての性能を測定した。

骨材の品質は、コンクリート解体時に付着していたモルタルとの隙間が減少することで向上。

さらに、コンクリートにした際の乾燥収縮を抑える効果があること、また特に多くのモルタルを含んだ低品質なものほどCO2吸着率が高く、品質向上の効果が高いことが判明したという。

セメント工場の排煙利用で炭酸化
今回の技術については、2014年3月に東京テクノと共同で特許を出願している。

今後、骨材の炭酸化に、セメント工場の排煙などを利用する技術を確立し、高品質な再生骨材の提供とコンクリート産業界全体のCO2排出量の削減に貢献するかまえだ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

芝浦工業大学 プレスリリース
http://www.shibaura-it.ac.jp/news/2014/40140414.html
Amazon.co.jp : 芝浦工業大学 に関連する商品
  • 三栄建築設計の木造住宅用接合金物がグッドデザイン賞(10月6日)
  • 熊谷組、VRを活用した風環境可視化技術を開発(3月18日)
  • JFEエンジニアリング、扇島都市ガス供給から都市ガス供給設備建設工事を受注(3月17日)
  • エアロセンスとNTTドコモ、リアルタイム映像伝送防災インフラの実験に成功(3月17日)
  • 野村不動産など、兵庫県JR宝塚線・塚口駅前「プラウドシティ塚口」を竣工(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索