優れた環境技術を活用
JFEエンジニアリング(以下、同社)は、6月3日、中国におけるストーカ式ごみ焼却発電プラントのエンジニアリングを行う合弁会社、東潔環保科技(上海)有限公司の設立につき、中国現地企業と合意したことを発表した。
中国のごみ焼却発電プラント需要は、日本の10倍以上。今後さらに拡大していくことが見込まれるうえ、環境に対する社会の要請を受け、各種規制も一層強化される傾向にあるという。
設立の概要
東潔環保科技(上海)有限公司は、中国の3社が設立する華永環境新能源有限公司と同社、それぞれ50%ずつ出資して設立され、ダイオキシン類や窒素酸化物の排出を同時に抑える「ストーカ式焼却炉」を、設計から製作まで一貫して現地で推進する計画だ。
なお、華永環境新能源有限公司は、新たにごみ処理事業に進出する目的で、中国の代表的自動車メーカーである東風汽車グループの東風設計研究院有限公司をはじめ、他2社と設立。同社の高度なプラント技術獲得をめざす。
世界各地のニーズに対応
新合弁会社は、今後、行政許認可などの諸手続きを経て、事業を開始する。
同社は、強みである都市環境プラントにおけるトータルエンジニア力をいかし、今後も資源循環社会の形成に貢献していくかまえだ。
(画像はニュースリリースより)

JFEエンジニアリング ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2015/