水ingの「セミドライメタン発酵装置」が「建設技術審査証明」を取得

水ingは、3月24日、独自に開発した「セミドライメタン発酵装置」が、日本下水道新技術機構の「建設技術審査証明」を取得したことを発表した。

同社は、1931年に水道用急速ろ過装置の国産第1号を納入以来、日本の水インフラのパイオニアとして活躍している。

コンセプトは、汚泥消化施設をエネルギー回収装置として高効率化。すなわち、新発想の汚泥消化設備であり、低コスト・エネルギー回収型消化システムとして位置づけられている。

まず、メタン発酵阻害が発生しない範囲で、汚泥を高濃度で投入し、消化日数を半減させるなどの効率化を実現したことで、消化タンクの容量を従来方式の8分の1から4分の1まで小型化することに成功。

また、消化タンクの小型化により、建設費が低減されるうえ、加温に必要な熱量も小さくなり、有効利用できるガス量が増加するという。

水道事業分野では、2002年に改正水道法の施行により、自治体だけでなく、民間企業の参入機会が増加している。

高度成長期に整備された水インフラ基盤の老朽化するなど、水を取り巻く環境が大きく変化するなか、水ingは、今後もニーズに合わせた総合力で「新・水時代」をリードしていくかまえだ。

（画像はニュースリリースより）




水ing ニュースリリース
http://www.swing-w.com/news/release/copy_of_20140711.html