建設・設備ニュース
2025年08月05日(火)
 建設・設備ニュース

施工ミスで横浜のマンション傾く 住友不動産

新着ニュース30件






























施工ミスで横浜のマンション傾く 住友不動産

このエントリーをはてなブックマークに追加
支持層地盤に達していないのが原因か?
大手デベロッパーの住友不動産(東京都新宿区)が2003年に横浜市で販売したマンションに、建物を支える杭の長さが足りないという施工ミスがあったことが7日、一般紙の報道などから明らかになった。
住友不動産
(住友不動産のマンション公式ホームページより)

問題となっているマンションは横浜市西区にある「パークスクエア三ツ沢公園」。03年に販売された分譲マンションで、11階建て5棟262戸、間取りは3LDK~4LDKが中心だ。

地下鉄三ツ沢上町駅から徒歩14分、JR横浜駅から徒歩20分の魅力的な物件で、販売時の価格は2700万~6500万円。

報道などによると、建物を支える杭が「支持層」と呼ばれる強固な地盤に達しておらず、建物がわずかながら傾いている状態にあるという。

住民の目撃談などから、販売半年後にはすでにエレベーターに向かうための渡り廊下の接合部にずれが確認されており、そのずれは年々大きくなっていったそうだ。

住民の要望を受け、昨年、施工業者の準大手ゼネコン熊谷組が調査を行ったが「東日本大震災を含む数回の地震が影響しているのでは? 」という見解が出されたため、住友不動産では「問題なし」と判断。改めて住民側が1級建築士に依頼し、古い地形を調べて設計図と照合したところ、 杭が旧地形の地表に届いていない可能性が浮上した。

購買欲を下げてしまう原因にも!?
住友不動産では該当マンションの現状に対し「安全だと言い切れない」として、住民に仮住居への転居を要請。転居費用や家賃は同社が負担するとしている。補強や建て替えの検討も行っており、費用はすべて同社が負担。買い取り補償も視野に入れており、価格は個別に交渉するという。

東京五輪や建設費高騰などの複合的な要因により、分譲マンションの価格上昇が囁かれる中、マンション購入欲を下げてしまうような「施工ミス」は業界全体で絶対に阻止しなくてはいけない事象だ。


外部リンク

住友不動産のマンション(公式サイト)
http://www.sumitomo-rd-mansion.jp/
Amazon.co.jp : 住友不動産 に関連する商品
  • 三栄建築設計の木造住宅用接合金物がグッドデザイン賞(10月6日)
  • 熊谷組、VRを活用した風環境可視化技術を開発(3月18日)
  • JFEエンジニアリング、扇島都市ガス供給から都市ガス供給設備建設工事を受注(3月17日)
  • エアロセンスとNTTドコモ、リアルタイム映像伝送防災インフラの実験に成功(3月17日)
  • 野村不動産など、兵庫県JR宝塚線・塚口駅前「プラウドシティ塚口」を竣工(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索