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2025年08月06日(水)
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日立造船の防災施設「Hitz防災ラボ」が完成

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日立造船の防災施設「Hitz防災ラボ」が完成

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デモンストレーションで防災を体感
Hitz日立造船株式会社(大阪市住之江区、取締役会長兼CEO:古川 実)は、このほど「Hitz防災ソリューションラボラトリー(略称:Hitz防災ラボ)」を完成させたと発表した。

Hitz防災ラボは防災事業のデモンストレーション等で紹介するため、かねて同社堺工場(堺市西区)内にて建設を進めていた施設だ。
防災ソリューションラボラトリー
(画像はプレスリリースより)

施設内には、陸上設置型フラップゲート式防潮堤『neo RiSe』が設置されている。『neo RiSe』は中核設備として無動力・人為操作が不要で、以下3タイプがある;工場入口(重量車両走行)タイプ(高さ:1.2m×幅5.0m)、ビル入口(意匠性重視)タイプ(高さ1.0m×幅3.0m)、地下鉄入口(簡易設置)タイプ(高さ0.5m×幅2.0m)。

同ラボを公開することで、意匠例や流水作動状況、設備導入後のメンテナンスの方法等、デモンストレーションを交えながら『neo RiSe』の販促、認知度向上を目指すという。

施設内には火薬を使わず電力を活用する放電破砕装置も設置。本来、崩落の危険性がある岩などを破砕する際に使用する工法だが、既存構造物へ設置する場合など基礎部を撤去する際にも併用し有効活用できる。

今後もGPSブイの模型、パネルなどの展示も検討し、将来的には同社が心血を注ぐ防災事業全般を体感できるオールラウンドな施設を目指す。

10年間の集大成
2003(平成15)年度の海底設置型フラップゲート開発に始まり、2009(平成21)年度からは陸上設置型「neo RiSe」の開発にも着手した同社は、顧客ニーズの幅を広げるよう努めてきた。

東日本大震災以来、南海トラフ地震発生の際などにおける津波対策も懸念される昨今、海底型・陸上型いずれのタイプのフラップゲートも注目度は増す一方だ。

このような動向を受け、同社ではこの防災ラボを活用してますます市場での販路拡大を図り、ひいては防災・減災及び安全・安心な社会構築に貢献する考えだ。

【施設概要】
1.施設名称:Hitz防災ソリューションラボラトリー(略称:Hitz防災ラボ)、2.建設場所:日立造船株式会社 堺工場敷地内(大阪府堺市西区)、3.施設概要:建屋高さ:7.1m、建屋縦幅50m、建屋横幅:15m(内、neo RiSe検証設備面積:約135㎡)、4. 主要施設:neo RiSe検証設備《1.工場入口(重量車両走行)タイプ(高さ:1.0m×幅:5.0m)ビル入口(意匠性重視)タイプ(高さ:1.0m×幅:3.0m)3.地下鉄入口(簡易設置)タイプ(高さ:0.5m×幅:2.0m)》、放電破砕装置、各種製品のパネルなど、5.完成:2014(平成26)年3月、6.設備投資額:約1億円(日立造船株式会社プレスリリースより)



外部リンク

Hitz日立造船株式会社 プレスリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2014/04/001202.html

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