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2025年08月08日(金)
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錢高組、急曲線の福岡市春吉地区でシールド機到達

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錢高組、急曲線の福岡市春吉地区でシールド機到達

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泥土圧式シールド工法、到達点へ
錢高組は3月14日、福岡市春吉3号幹線で実施した雨水管渠築造工事のレポートを発表した。

福岡市の下水道総合浸水対策事業「レインボープラン」で錢高組は、10年に一度の大雨に対応する雨水管渠を築造するため、春吉地区で2013年1月に発進立坑をスタートさせた。このほど無事に、シールド機(泥土圧式シールド工法)が到達点に達したため、経緯の報告を行った。

シールドの内径は2,400mm、路線延長は953.5m。二次覆工省略型セグメントを採用し、工期の短縮とコスト削減をはかった。

雨水管渠築造工事
(画像は、錢高組の「工事レポート」より)

狭く急カーブの多い幹線を克服
発進立坑は、今泉公園内に築造。土質は主に風化花崗岩で、土被りは7~8mと比較的安定している。しかし急曲線が続く上に、交通量の多い極めて狭い道路の下を掘進するため、高度な技術が求められた。

特にR15mが3箇所、R30mが2箇所と急曲線が連続する地点では、シールド機の水平垂直管理に細心の注意を払う必要があった。急曲線のセグメントには錢高組が開発したEバッグ工法を採用。掘進中は2リング毎に測量を行い、最大偏心量を30mm程度に抑えることに成功した。

上部を下水道管線が横断する箇所では、シールド機内から地盤改良を行って、下水道幹線を沈没させることなく通過。

放置された鋼矢板も複数枚確認されたが、下水道幹線周囲を地盤改良することで、線形を変更せずに予定通り到達点に達することができた。


外部リンク

錢高組:工事レポート:福岡市春吉3号幹線
http://www.zenitaka.co.jp/completionreport/

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