平成25年の屋上・壁面緑化施工面積、わずかに減少
国土交通省は9月2日、「平成25年 全国屋上・壁面緑化施工実績調査結果」を公表した。
調査によると、平成25年に緑化された屋上空間は約23.8ヘクタール。平成24年の23.9ヘクタールとほぼ横ばいで推移している。
一方、壁面空間では約6.3ヘクタールが緑化されたが、平成24年の約7ヘクタールより下回った。これは「商業施設」の施工が、減少したためと見られる。
平成12年から平成25年の14年間の累計では、屋上の緑化面積は約383ヘクタール、壁面の緑化面積は約62ヘクタールとなった。
(画像は、「平成25年 全国屋上・壁面緑化施工実績等調査結果」より)
屋上緑化に積極的な医療福祉施設
平成25年の緑化施工状況で特徴的だったのは、医療福祉施設の屋上緑化面積が、過去最高を記録したことである。
屋上緑化施工面積は平成24年の12.1%を5.4ポイント上回る17.5%となり、各建物用途別の施工実績で最も大きい割合を占めている。
今回の調査は造園建設会社、総合建設会社、緑化関連資材メーカーなど477社にアンケート用紙を郵送し、223社から得られた回答を集計したもの。

国土交通省の報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi10_hh_000171.html