建設・設備ニュース
2025年07月14日(月)
 建設・設備ニュース

MHPS、世界最長級の蒸気タービンを開発

新着ニュース30件






























MHPS、世界最長級の蒸気タービンを開発

このエントリーをはてなブックマークに追加
大きなパワーを発揮する74インチタービン
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は9月15日、原子力発電所に取り付ける蒸気タービンを開発したと発表した。今回開発したのは、74インチ(1,880ミリメートル)蒸気タービン最終段動翼で、この長さのタービンは、世界でもトップレベルとなる。

これまでは54インチ(1,375ミリメートル)最終段動翼が最長だったが、74インチが加わることで、蒸気タービンのラインアップの拡充を実現した。

74インチ動翼を採用した蒸気タービンは、現在主流となっている120万キロワット級原子力発電所に加え、さらに大規模な150万キロワット以上の原子力発電所にも適用できる。

74インチタービンを120万キロワット級の原子力発電所に適用すれば、54インチタービンに比べて翼長が増大するため、より多くの電気が生み出せる。

また敷地の広さが不十分な場合でも、高効率なこのタービンを採用すればタービン車室数を減らせるため、よりコンパクトな発電設備の設計が可能となる。

MHPS
他社に先駆けて開発に成功
74インチの動翼は、MHPSがいち早く開発に取り組んできた。これまでに蒸気実負荷試験を含む各種の検証試験を終了しており、今回、最終確認となる試験項目である回転振動試験を完了させた。

回転振動試験では実物大の試験ローターに74インチ動翼を組み込み、実際の運転回転数で動かして翼の振動特性を検証した。

試験はMHPSが誇る世界最大級の高速バランス試験設備を用いて行われ、74インチ動翼が当初の計画通りの振動特性を備えいることと、安全運転が可能であることが確認された。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

三菱日立パワーシステムズ株式会社のプレスリリース
http://www.mhps.com/news/20170915_02.html


Amazon.co.jp : MHPS に関連する商品
  • 三栄建築設計の木造住宅用接合金物がグッドデザイン賞(10月6日)
  • 熊谷組、VRを活用した風環境可視化技術を開発(3月18日)
  • JFEエンジニアリング、扇島都市ガス供給から都市ガス供給設備建設工事を受注(3月17日)
  • エアロセンスとNTTドコモ、リアルタイム映像伝送防災インフラの実験に成功(3月17日)
  • 野村不動産など、兵庫県JR宝塚線・塚口駅前「プラウドシティ塚口」を竣工(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索