隣接する東電FPのLNG基地から天然ガスを供給
2018年3月15日、JFEエンジニアリング株式会社は、扇島都市ガス供給株式会社(以下、OCGS)より、都市ガス製造・供給設備(以下、同設備)の建設工事一式を受注したと発表した。
OCGSは、2017年10月に東京電力フュエル&パワー株式会社(以下、東電FP)、JXTGエネルギー株式会社および大阪ガス株式会社が出資して設立した新会社で、建設地に隣接する東電FPのLNG基地から供給される天然ガスを使用して、都市ガスの製造や供給を行う。
工事の概要
同設備は、天然ガスと液化石油ガス(以下、LPG)を原料として都市ガスを製造するための熱量調整設備(以下、熱調設備)、JXTGのガスターミナルから熱調設備までを結びLPGを受け入れる配管と、製造された都市ガスを既存の都市ガスネットワークに供給する導管から構成される。
また、従来の技術ではガスの流量変動に対応するために、大流量用と小流量用の2つの熱調装置を組み合わせる必要があったが、同設備には、1つの装置で広範囲な流量変動へ対応可能な、新開発の液ガス式熱量調整装置「AtoMS」が採用された。
(画像はプレスリリースより)

JFEエンジニアリング ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2018/20180315084728.html