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大林組、特殊なセメント系材料を用いた3Dプリンターを開発

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大林組、特殊なセメント系材料を用いた3Dプリンターを開発

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型枠を使わずに建築物や土木構造物の部材をさまざまな形状で自動製造
2017年10月13日、株式会社大林組は、特殊なセメント系材料を用いて、型枠を使わずに建築物や土木構造物の部材をさまざまな形状で自動製造できる3Dプリンター(以下、同プリンター)を開発したと発表した。

石膏や樹脂などをインクとして積層造形する、3Dプリンターの利用が広がっているが、建設業界では、建築物の模型製作などに使われる程度で、実際の建築物や土木構造物を製造するまでには至らなかった。

これは、実際の建築物や土木構造物の材料であるセメント系材料は、十分な強度に達するまでに一定の時間を要するため、所定の形状と寸法を保つのが困難であるなど、3Dプリンターのインクとして利用するには多くの課題があったためだ。
大林組
セメント系材料を用いた3Dプリンターの特長
同プリンターは、デンカ株式会社が開発した特殊なセメント系材料からなるインク(以下、同インク)を、ロボットアームから吐出して積層造形し、建築物や土木構造物の部材を製造できる。

同インクは、吐出直後でも形状が崩れることなく維持されるため、型枠を使わずに部材を製造できるうえに、建築物や土木構造物に必要な強度と耐久性を持っている。

同社は、実際に中空の曲面形状モルタルブロックを複製製造する実験を行い、これらを組み合わせたアーチ状のブリッジを製作することに成功したとのこと。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20171013_1


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