建設・設備ニュース
2025年07月21日(月)
 建設・設備ニュース

直径10mmの孔でコンクリ内部を調査 西松建設が新技術を発表

新着ニュース30件






























直径10mmの孔でコンクリ内部を調査 西松建設が新技術を発表

このエントリーをはてなブックマークに追加
佐賀大教授との共同開発による「ストラクチャースコープ」
西松建設は22日、佐賀大学の伊藤幸広教授との共同開発によるコンクリート内部の調査技術「ストラクチャースコープ」を発表した。

西松建設
このストラクチャースコープは、先端にカメラを内蔵したプローブと本体、モニターからなる技術。重量は約1.3kgと小型・軽量を実現した。

利用に当たっては直径10mmのドリルで対象となるコンクリートを削孔後、プローブを孔に挿入する。こうすることで、鉄筋を切断しなくともコンクリートの内部を調査可能な仕組みだ。

西松建設
「コア抜き」と比べ数々の利点を実現
従来コンクリートを調査する場合用いられていた手法の一つに、コンクリートの一部に孔をあける「コア抜き」がある。このコア抜きでは削孔のために専用のコアドリルが必要となるほか、抜き取ったコアがバラバラに分離してしまい、元のコンクリートにおけるひび割れ幅を判断することが困難であった。

一方今回の「ストラクチャースコープ」は、調査に必要な孔が10㎜のためハンドドリルで削孔が可能だ。この孔の小ささに加え、コンクリートの内部をプローブ先端に内蔵したカメラで直接観察・記録する仕組みのため、測定対象となる構造物への影響は少なく抑えられる。

西松建設
またストラクチャースコープはリアルタイムでの調査が可能なうえ、モニターは下向き,水平,上向きなど任意での回転が可能。結果として、コア抜きに比べ多くの調査点を取れ,コンクリート内部の情報をより詳しく取得できるほか、記録画像の解析次第では幅0.1mmのひび割れまで、微細な測定が行える技術となっている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

西松建設による発表
http://www.nishimatsu.co.jp/news/


Amazon.co.jp : 西松建設 に関連する商品
  • 三栄建築設計の木造住宅用接合金物がグッドデザイン賞(10月6日)
  • 熊谷組、VRを活用した風環境可視化技術を開発(3月18日)
  • JFEエンジニアリング、扇島都市ガス供給から都市ガス供給設備建設工事を受注(3月17日)
  • エアロセンスとNTTドコモ、リアルタイム映像伝送防災インフラの実験に成功(3月17日)
  • 野村不動産など、兵庫県JR宝塚線・塚口駅前「プラウドシティ塚口」を竣工(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索