建設・設備ニュース
2025年07月22日(火)
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JFE建材 共同で大口径アーバンリング工法を開発

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JFE建材 共同で大口径アーバンリング工法を開発

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現地組み立て工期を短縮し、構造体の耐震性も向上
JFE建材株式会社は、株式会社加藤建設、JFEスチール株式会社と共同で、直径が30メートルを超える大口径で、深度100メートル級の大深度立坑を、省スペースかつ短工期で施工できる合成構造セグメントケーソン工法『大口径アーバンリング工法(仮称)』を開発した。

JFE建材は、在来工法のRCケーソン工法に比べて鉄筋組み立て作業が不要で、省スペースでかつ短工期での施工できるアーバンリング工法を、1991年に開発。都市部の現場で、これまでに300件以上の施工実績を持つ。

新工法の設計および製作はJFE建材、施工は加藤建設、材料開発はJFEスチールが担当。今後は、都市部で地下化が進む鉄道、道路、河川・下水事業への採用を目指して、技術提案活動に積極的に取り組むという。

大口径アーバンリング工法
大口径アーバンリング工法の特長
ベースとなる「アーバンリング工法」は、立坑などの鉛直方向の地下構造物を効率的に建設する工法。鋼製のリング体を工場で製作し、施工現場の地上で組み立てながら、圧入作業を繰り返す。

今回、直径30~50メートル級、最大適用深度100メートル級の大口径、大深度構造へ適用させるために、アーバンリング工法が優れる特長を活かしながら、新たな技術を開発した。

第1に鋼製リングを2重構造として組み立て後に、鋼製リング間にコンクリートを充填する合成構造を採用。

第2に、鋼製リングの接合に、差し込み継手および直線矢板継手を採用、現地組み立て工期を短縮し、構造体の耐震性を向上させた。

構造体の性能確認は、鋼コンクリート合成構造部および継手連結部の試験体についてそれぞれ梁曲げ実験を実施。所定の目標耐力が得られることを確認した。

また、直線矢板を用いた継手連結部の梁曲げ実験では、壁厚2.5メートルを想定した実大クラスの試験体を製作し、継手部耐力や変形性能の確認した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

JFE建材株式会社 プレスリリース
http://www.jfe-steel.co.jp/


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