「1271 Avenue of the Americas」を全館リニューアル
三菱地所は10月24日、マンハッタンで保有するオフィスビルの大規模改修を行うと発表した。
改修工事を行うのは、三菱地所の米国子会社のロックフェラーグループ・インターナショナル社がニューヨーク州マンハッタンに保有する主力オフィスビル「1271 Avenue of the Americas」(旧名称「タイム・ライフビル」)。
ガラス面を多用し、開放的なデザインに
「1271 Avenue of the Americas」はマンハッタンのロックフェラーセンターの一角に所在し、ロックフェラーグループ社が開発を手掛け、1959年に竣工した。建物の貸付面積は約19万5,000平米、地上48階建の、ミッドタウンエリアを代表する大規模オフィスビルの一つ。
三菱地所では米国事業の収益基盤となる重要物件であることから、競争力を向上させるために今回の回収を決定した。全館大規模改修工事を順次実施し、2019年までに完了させる。
改修工事費にテナント誘致関連の費用を加えた投資総額は、総額約600百万ドル。すでに改修後のテナントとして、メジャーリーグのThe Office of the Commissioner of Baseball 並びに MLB Advanced Mediaの入居が決まっている。
改修では「Timeless Design. Timeless Location. Time for You.」をコンセプトに、従来の外観デザインを継承しつつ、共用部をより開放的な空間に変えるほか、外壁にはガラス面を配した瀟洒なデザインに変更する。特に、オフィススペースの窓面を約60%拡大し、開放感のあるオフィス空間を実現する予定だ。
(画像はプレスリリースより)

三菱地所株式会社、ロックフェラーグループ
・インターナショナル社のプレスリリース
http://www.mec.co.jp/