IHIインフラシステムと三井住友建設がベトナムのハノイにニャッタン橋を竣工

株式会社IHIインフラシステムと三井住友建設株式会社の共同企業体がニャッタン橋（日越友好橋）を2014年12月に竣工したと発表した。なおニャッタン橋建設工事パッケージは、日本政府の円借款によるODA案件だ。

ベトナム中心部であるハノイは紅河を跨いでおり、交通渋滞問題も抱えている。それらの問題を緩和するために、幹線道路を建設することになった。

同じく円借款ODA案件で現在建設が進められている国道3号線と接続することによって、ハノイ中心部からノイバイ国際空港へのアクセスとなり中国国境へともつながっていく。

このニャッタン橋建設工事は、世界的にも珍しい形式である6径間連続鋼桁斜張橋の主橋部と取付橋部となっており、総延長3,080mという規模だ。

主塔を支える5基の大規模基礎は、日本で開発された、鋼管矢板基礎工法で施工された。

1月4日に開通式が行なわれた。式典にはグエン・シン・フン国会議長やホァン・チュン・ハイ副首相、ディン・ラ・タン運輸大臣らベトナム側出席者と、日本は太田昭宏国土交通大臣や深田博史ベトナム特命全権大使らが出席した。

ハノイ市民待望であるニャッタン橋が完成したことによって、市民の利便性が高まり、大いに利用されると予想される。



（画像はニュースリリースより）




株式会社IHIインフラシステム
http://www.ihi.co.jp/iis/

三井住友建設株式会社　ニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2015/010510549/