建設・設備ニュース
2025年07月31日(木)
 建設・設備ニュース

インフラ老朽化、コンクリートの用途に特化した表面保護材

新着ニュース30件






























インフラ老朽化、コンクリートの用途に特化した表面保護材

このエントリーをはてなブックマークに追加
2年前の天井落下事故を教訓にして
先月28日、建築土木資材を販売しているABC商会が、コンクリート表面保護材「RCガードCE」を新しく発売することを発表した。ちょうど2年前の12月2日に、中央高速自動車道笹子トンネルで発生した天井板落下事故により、インフラの老朽化が浮き彫りになった。

太田国土交通大臣は、
「高度成長期に急速に整備が進んだインフラは今後老朽化が進みます。道路の橋は1965~80年が建設のピークで、建設後50年を超える橋の割合は、現在16%ですが、20年後には約65%になります。」(太田ブログより)
との発言をしている。
コンクリート表面保護材
コンクリート表面保護材利用の現状
国民の安全を守るためにも、インフラの補修は喫緊の課題である。構造物の大半は、コンクリートでできている。

コンクリートは時間の経過とともにひび割れなどが発生し、さまざまな劣化因子がコンクリート内部に侵入することで徐々に耐久性が損なわれていく。そのため、公共建築物などのインフラを中心にコンクリート表面保護材の利用が拡大している。

個別の劣化状況や性能要求に対応
これまでも同社は、コンクリート表面保護材「RCガード」を取り扱っていたが、沿岸地域や山間部など地域によるものや橋梁や橋脚などの建造物によるものなど、個別の要求が求められるようになっていた。

今回発表された、ケイ酸塩系表面含浸材「RCガードCE」は、土木学会の「ケイ酸塩系表面含浸工法の設計施工指針(案)」に準拠しており、中性化対策用と塩害対策用の2種類用意されている。
コンクリート表面保護材
「RCガードCE」の特徴
1.「RCガードCE TYPE1」は、二酸化炭素(CO2)の侵入抑制による中性化対策に特化し、道路橋や橋梁、トンネル、工場地帯のコンクリート構造物に効果。

2.「RCガードCE TYPE2」は、塩化物イオンの侵入抑制による塩害対策に特化し、堤防、防波堤、その他海岸周辺のコンクリート構造物に効果。

共通の特徴は、コンクリート内部に水と一緒に浸透し水酸化カルシウムと反応することで、コンクリートの細孔を塞ぎ劣化の原因となるCO2や塩化物イオンの侵入を防止する。

コンクリート表層部の細孔を充填し、水密性と気密性を高め、劣化因子の侵入を防ぎ、凍結融解などを抑制する。材工設計価格(税抜)4,500円/m2(300m2以上)で発売。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ABC商会 プレスリリース
https://www.abc-t.co.jp/news/2014/article/20141128000885.html

Amazon.co.jp : コンクリート表面保護材 に関連する商品
  • 三栄建築設計の木造住宅用接合金物がグッドデザイン賞(10月6日)
  • 熊谷組、VRを活用した風環境可視化技術を開発(3月18日)
  • JFEエンジニアリング、扇島都市ガス供給から都市ガス供給設備建設工事を受注(3月17日)
  • エアロセンスとNTTドコモ、リアルタイム映像伝送防災インフラの実験に成功(3月17日)
  • 野村不動産など、兵庫県JR宝塚線・塚口駅前「プラウドシティ塚口」を竣工(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索