アフリカ初、超々臨界圧大型石炭火力発電ボイラを受注

IHIは、10月2日、EPCコントラクターである韓国大手建設会社の大宇建設から、アフリカ初の超々臨界圧石炭火力発電所となる、モロッコのサフィ発電所向けに、超々臨界圧大型石炭火力発電ボイラを受注したことを発表した。

モロッコでは、急速な経済成長と社会の発展に伴い、電力需要も急激に増加しているため、電力供給量を拡大することが喫緊の課題として挙げられているという。

（画像はプレスリリースより）

今回受注した超々臨界圧石炭火力発電ボイラ2基の出力はそれぞれ693MW。蒸気を超高温・超高圧化することで発電効率を高め、燃料の使用量と二酸化炭素の排出量を抑制することができるという、日本が誇る高効率石炭火力発電技術を用いた設備だ。

なお、IHIはボイラ本体機器の供給、指導員（据え付け・試運転指導）派遣等を担当し、2017年に出荷完了を予定しているという。

今回のモロッコ向けの石炭焚きボイラの受注は、ジョルフ・ラスファール発電所向け大型石炭火力発電ボイラ（出力350MW・2基）に続く2件目。

IHIは、これからもグローバル市場に同社の誇る高品質な発電機器・システムを投入していくことで、環境負荷の低減と電力の安定供給に努めるかまえだ。




IHI プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2014/press/2014-10-02/