4階建てスチールハウス工法
新日鐵住金株式会社は8月6日、「NSスーパーフレーム工法(R)」にて4階建て「構造評定」を取得。大分製鐵所の明野北社宅物件において全国では初となる4階建てスチールハウス工法による建物の建設を進めていることを発表した。
本社宅の建設工事はグループ企業の日鉄住金テックスエンジ株式会社が請負っており、初の4階建てスチールハウスの施工性等を検証しながら工事を進めている。
スチールハウス工法(薄板軽量形鋼造)は、薄板軽量形鋼造告示の改正によってこれまでは3階建てまでだったのが4階建てまで建設が可能となった。
高強度の耐力壁を使用
そのため新日鐵住金株式会社は、NSハイパーツ株式会社と共同で4階建てスチールハウスの「構造評定」を日本建築センターから取得した。
使用する「高強度の耐力壁」は、名古屋工業大学の小野徹郎名誉教授と佐藤篤司准教授の協力を得て、両社が共同で開発した。
「高強度の耐力壁」は構造用面材として鋼板面材を使用する。鋼板の面材は高耐食性めっき鋼板「スーパーダイマ(R)」にバーリング孔加工を施すことによって、地震エネルギー吸収能力の向上を図った。
壁と床の「接合金物」には新日鐵住金株式会社、NSハイパーツ株式会社、日之出水道機器株式会社が共同で検討した鉄系鋳造品が用いられている。
(画像はプレスリリースより)

新日鐵住金株式会社 プレスリリース
http://www.nssmc.com/news/20150806_100.html