北陸電力初のLNG火力発電所に対応
JFEエンジニアリングは、6月10日、北陸電力より、LNG(液化天然ガス)燃料を供給するためのLNG基地プラントを受注したことを発表した。
なお、このプロジェクトは、北陸電力が、富山新港火力発電所石炭1号機を初のコンバインドサイクル発電設備への置換に伴うものだとされる。
(画像はニュースリリースより)
受注概要
今回受注した富山新港火力発電所LNG1号機の基地プラントは、国内最大級となる容量18万キロリットルの地上式貯蔵タンクと気化設備および発電設備へのガス導管などで構成され、発電所に燃料を供給する設備である。
このプラントにより供給されるガスは、新設のガスコンバインドサイクル発電、既設の重油炊きボイラの燃料にも使われるため、ガス供給については、高圧・中圧の2系統が必要であるという。
なお、JFEエンジニアリングは、LNG基地プラント設備一式における設計から建設、試運転まで請け負っており、2018年度の完成を目指す。
最先端の技術を駆使
国内の大型LNG基地について今回の受注は4件目。豊富な基地プラントの建設実績を基に、既設の火力発電所内の限られたスペースに最適な設計と建設をすすめていていく。
また、天然ガス需要の拡大を見込み、今後も最先端の技術で取り組む構えだ。

JFEエンジニアリング・ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2014/20140610085122.html北陸電力・ホームページ
http://www.rikuden.co.jp/